女性と尿失禁

高齢者になると尿失禁は起こりやすくなります。
しかし、若い女性であっても尿失禁に悩まされる人は多いようです。
また、出産を経験した経産婦であれば、多くの人が尿失禁の症状を経験しています。

女性の場合、恥ずかしくて病院に行きたがらないという傾向にあります。
痛みを伴うことがないので、病気を放置してしまう人もいます。
したがって、高齢になればなるほど、症状のある人が増えるようです。

また、女性は尿道が短いといわれています。
尿失禁が女性に多いのは、女性の尿道に多く関わります。

女性の尿道はわずか30mmになっており、大変短いです。
さらに女性の尿道は短い上にまっすぐになっています。
膀胱の出口の筋肉が弱まりやすい傾向があります。

したがって、女性の体は漏れやすい構造になっているといえるでしょう。
そのため、出産などを経験すると筋肉が弱まり、漏れやすい構造を作り出してしまいます。
女性の体が漏れやすい構造になっていることを理解し、症状を感じたら早めに病院を受診しましょう。